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2016-05-04

仕事とPRIDE

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もうすぐ美容師初めて17年が経ちます。

高校卒業して美容学校に行かずに

直ぐ就職して美容師のキャリアがスタート。

 

 

あえて美容学校には行かないという選択を選んだのは

正直「どうせ2年間っていったって大学みたく遊んでしまうだろう。。。」

 

 

美容師になる為のセオリーとして

美容学校に行かないですぐ修行の道が始まる。

 

 

ワインディング(パーマを巻く作業)色々な用具、

カラーのハケも触った事無ければまさに右も左も

何もかも解らない完全な素人。

 

 

初日からシャンプー練習が始まったけど

シャンプーする前に髪の毛も上手くクリップで留める事もままならない状態。

(美容学生だったらコレくらいは普通に出来る笑)

 

 

「さあどうするか」「どうしていくか。。」「やっていけるのか。。。」

自分は思い返せば当時流行ったビューティフルライフ世代ど真ん中。

あのドラマのお陰で美容業界も脚光を浴び

「カリスマ」などと言った流行語も生まれた。

 

 

毎日当たり前のように怒られるのが仕事になりつつある日々。

理不尽、偏屈、偏見。そんなのいちいち考えてられない位

やる事が山積みで手荒れも酷かった。

 

 

最初入ったお店は結構メディアにも出ているサロンだったから

火曜日は勿論休みは無くて撮影のヘルプ、

その日のモデルさんのアポ取り、タイムスケジュール、

衣装の管理、道具の準備、荷物持ち、あるでADのよう。

 

 

一年なんて体感で3ヶ月位だった。

 

 

仕事の方はようやくシャンプーをメインにしながら

カラーを塗ったり施術のタイムを掛け持ちして

完全な雑用から抜け出した間はあった。

 

 

同時に「美容学校も出てないのにちゃんと仕事している」

「少しばかりかお店のサロンワークに貢献出来ている」

素直に嬉しかった。

 

 

でも結局後にちょっとしてから色々あって

そのお店は辞めてしまった。でも美容師は辞めずに

お店はその後点々としたけどお客様の髪の毛も切れるようになった。

 

 

さて、、思い返すと激動の17年!!でもまだちゃんと働いてる笑。美容やってる。

こうやって思い返す思い出や体験も自分の財産です。

 

 

なんであんなに苦しい辛い時でも辞めずに

続ける事が出来たのだろうか?今でも思う。

 

 

だからその分培ったPRIDEだってある。支えでもある。

 

 

今の35歳位から上の美容師なら絶対その道を通ってきてるはずだから

皆良い意味でのPRIDEはあるはず。

 

 

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下積みを歯を食いしばってやって来た美容師さんは絶対強いよ。

みんなその時将来、鏡の中でお客様をカットして光輝いているビジョンを持っていたはず。

 

 

どんなに怒られたって理不尽な事を言われたってやって来たんだ。

20〜23歳位の一番遊べるし自由な時に犠牲を払って

「苦労」と「修行」を選択した。あの時の下積みは

17年経った今でも自分の支えにもなっている。

 

 

仕事ってそういうモノなのかもしれない。

 

 

「あの時の〜があったから。。」

「あの時の〜失敗や厳しい経験があったから。。」

 

 

解ってはいたけど、、数年経ったら解るのだろうと思っていたけど。。

あの時期があったからこそ今自由に出来ている。考えられる心がある。

 

 

さあ残りの美容人生どうやって過ごそう。

 

 

野球やサッカーで言ったらイチロー、キングカズ、中村俊介、etc,,,

出来れば現役を少しでも伸ばしたいし一線でやっていたい。もっと華咲かせたい。

 

 

お客さんももっと増やしたい。

新規のお客様にも自分の存在を知って貰いたい。。

 

 

色々今は欲があります。

プライベートよりも仕事の欲が強いかもしれません。

 

 

考えてイメージしてそれなりに行動出来るし

アシスタント(下積み)の時とは違って責任は増えるけどその分自由に動ける。

 

 

何か始めたかったら練習すればいいし

夢があったら自分の時間を消費すればいいだけ。

 

 

キャリアを重ねた分だけ頭を柔軟にして一つずつ丁寧に。

まだまだずっと【これから】であって終わりは無い。

 

 

 


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