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2018-02-18

2回目の罠

 

 

ちょっとシビアな記事。

美容師にとっての新規のお客様2回目再来の対応と心境。

 

 

反面、お客様の2回目再来時の気分や心境に関して。

 

 

簡潔に言ってしまうと美容師側-「もう一回来てくれた!よしっ。!」

とお客様側-「試しにもう一度だけ行ってみよう。」

の違いの変化や心情に真摯に向き合えるかどうか?

取り組めるかどうか?そうなんです。事実簡単ではない笑。

 

 

1人のお客様の心をしっかりと掴むのは容易に

考えていると実際は思い通りにいかない事が多い。

 

 

それは美容師の思い違いが多いと思う。

 

 

お客様の心はそんなに簡単に掴めない。

 

 

特に初めてのお店に新規で来てオーダーして

超絶満足したとしてもだ。

 

 

人対人は本当に難しいと心底痛感する。

接客雰囲気、技術力。合致、そして相性も不可欠要素。

 

 

自分なりに年代やタイプでのお客様の

再来感覚を毎回考えてる。

 

 

例えばこんなマーケティング。

 

 

サロンにて【可愛いや素敵】のビジュアル、

形だけを重視するタイプの層は比較的心の間口は浅いが

無理難題や、美容師を魔法使いの様に思い、

端的にしっかり接客してくれたとかよりも

最終的な要望に自分の思い描いていたビジョンが

通っているか叶っているかなど超ビジュアル主義。

 

 

例え髪の毛が痛もうが次の日の操作性が悪くなろうが

最終的にお帰りの際の鏡に映った自分の髪の毛が

思い描いていた通りになっているかどうかを重要視する傾向がある。

 

 

主に10代〜20代前半の学生の層だ。

 

 

オーダー通りに進めるとアフターで髪の毛が

操作性が悪くなるとかどうだこうだっていう

美容師側の配慮は聞くけど自分の髪が

どうなるかならないかが極めて重要。

 

 

もし少しダメージを抱えても仕上げで綺麗に

ブローされコテで雑誌の様にスタイリングされてれば

そこに満足度や価値を見出す超が付くほどリアル主義。

 

 

美容師としては長くキャリアを積んで行くうちに

どうしてもアフターを含めて施術や仕上がりを

考慮してしまうのが普通なんだけどその感覚が非常に難しい笑。

 

 

仕上げ次第でテンションが左右されるといった所。

逆もある。

 

 

とにかく家での再現性や自分での操作性を

重要視されるタイプ。次の日乾かしただけで形が作れる、

手数が増えたとしても1〜2手位でコテまでは巻かない。

 

 

waxの付け方を工夫する程度でサロンで作った

スタイルがあらかた手に入るイメージ。

機能性も含めて自分で出来る、

操作しやすいという所を重要視する。

 

 

細かく分類すればもっと枝分かれするけど

ざっくりだとこの二つのタイプを起点として分岐する事が多い。

 

 

目の前のお客様は一体何を求めていてどの理想なのか??

どうして欲しいのか??

そしてタイプは??

 

 

そこを頭に入れながら満足度数を上げなければ

もう一回お願いされない率が上がってしまう。

 

 

髪の毛を変えよう!やってもらおう!美容室に行こう!と思った時に、

またお願いされるために「何処まで考えてやっていますか!?」が本当に重要。

 

 

それだけお客様の心の満足レベルをタイプや

年代に合わせてヒットさせるのは難しい事だと思う。

 

 

お帰りの際に「よかったです」「また来ます」なんて誰だって言う笑。

 

 

そんなのは絶対正解でもなんでもない。

挨拶程度だと思った方がいい。

 

 

そして2回目に来ていただいたとしても

安泰でもなんでもない。

 

 

本当に前回がドンピシャで心底満足したとして

来店される2回目の方は10名再来していただいたとしても

1〜2人だと思った方がいい。

 

 

残りは可能性に賭けたり、もしかしたら。。。を秘めているくらいだと思う。

 

 

「まあまあよかったからとりあえずもう一回行ってみるか。」

の期待値のみでまだ首の皮が繋がっている程度だと

自分では思いながら2回目の方には向かっています。

 

 

ただ逆を言えばこの2回目で満足度数や感動が多ければ

3回目からはぐっとファンに近く可能性が高くなると思っている。

 

 

そして4回目でようやくしっかり受け入られて仕事を

しっかりさせていただけるくらいの感覚。

 

 

そんなに簡単ではないよ再来のメカニズム。

 

 

だからこそ、、2回目に来ていただいた時

 

 

【もう一度のチャンス】と思うか、

【単に来てくれた!!】と思うか。。その差は大きいですよね。

 

 

 

 

 

 

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