どうしても髪の毛が膨らんでしまう方へ
毛量が多くて困っている方へ〜
毎回カットしてもお店や担当者によるけど早くて
2週間位で毎回毛量が増えて
ボリュームコントロールに困っています。
いつもサロンへ行くと
「軽くして」って伝えていて
サロンを出る時には何時も軽くなった感じ
なんだけど突然2週間を過ぎたくらいから
全然朝のまとまりが突然悪くなってしまい
シルエットが台形やボール状になってしまう。
原因は幾つか考えられますがザックリと言う
とカットでの繊細さが足らないのかと思います。
あとは乾いた髪の毛を想像した仕上がりを
見据えたフォルムコントロールがダメなんだと思います。
まずはすきバサミ多様の可能性
ほとんどの美容師さんが使うすきバサミ。
髪の毛の量間コントロールにはもってこい
なんですが入れ方や入れる角度場所によっては
髪の毛の中に短い毛をたくさん作る事になり
その短い毛が時間が経つと共に伸びて髪の毛を
押し上げる為にボリューム感が出てしまいます。
昨日まで良かったのに今日になって突然
スタイリングが難しくなったなんて時が
あると思いますがそんなときは可能性が高いです。
美容師としては髪の毛の量が多いって困って
いたから軽くしてあげて差し上げたって
感じなんだろうけど多用&乱用すると量は
取れますがこのように逆効果の時もあります。
1番影響を受けやすい長さはショートから
ミディアムです。髪の長さが短いと根本から
近いので短い毛によっての膨らみの
影響を受けやすいですね。
ロングに関しては長さがあるのでボリュームの
影響は受けにくいですがその代わり縛ったり
まとめたりした時にパラパラと
短い毛が出てきてしまう事があります。
使い方次第という事
すきバサミが完全に悪という事でなはくて
使い方次第です。最近のすきバサミは短い毛束が
ごそっと出来てしまうような構造に
なっていない事が多くナチュラルにより
馴染むような刃付けになっていたりあえて
逃げるようにしてあるので完全なラインや短い毛が
出るかと言えばそんな事は無いと思いますが
同じ場所で何回も開閉したり根本1センチの所で
乱用すれば毛量は一気に取れますが短い毛も
沢山出来てしまいやはりアフターでの操作性には
困ることになると思います。
単純に量間に悩んでいるようだし困っている
感じだったからって心意気でやってしまっても
実は、、、なんて事も多いのです。
今日明日の理想を叶えてあげるより
できるだけ長持ちなヘアの提供を!
実際の所自分も施術の際にすきバサミを使うか
というと使うときもあればって感じで今は
1本のハサミで量間をコントロール
するようにしています。毛束の中に切れ込みを
作るようにして伸びてきても毛束間がそのまま
出るように工夫しています。アジア人の髪の毛は
ちょっと硬めなので外国人のような乾かしただけで
束間が出るように工夫して作っています。
根本のボリュームコントロールも
ハサミを滑らすようにして短い毛を
作らないようにして伸びてきても
ボリュームが出ないようにしています。
対処療法なのか?原因療法なのか??
医療のレベルの話ではないですがお客様の感覚で
お伝えするとなるとほとんど変わらないと思います。
髪の毛の操作性や形の崩れって別にって感覚
かもしれませんがその時のストレスって
すごく有りませんか?
毎回鏡を見る度に自分のシルエットや質感が
気に入らないと気分も滅入ってしまう。
美容師は10人居たら考えや施術も10通りの
感覚と理論があります。
良いも悪いもあるという事です。
王道やセオリー通りってわけにはいかない時も
あるしその美容師が持ち合わせる
感覚や脳みそが頼り。
対処するようにされては持ちや操作性が。。
でもそんな細かい事お客様には
わからないだろうなんて考えている美容師も
沢山いると思います。
重そうだから、、軽くって言ってたし、、
そんな解釈で対応される事もあると思います。
自分だって最初からそんな細かい判断基準は
持ち合わせていなかったと思う。
けど日々研究や工夫を重ねて
「どうしたいいか?」を追求し続けているから
こうやって書けるんだと思います。
対処するだけなら当然期間が過ぎれば
やはり同じ結果になってしまう。
それでやっぱり自分の髪質だと
こうなっちゃうんだな〜って
見切ってしまわれるお客様も
いらっしゃるかと思います。
でも実際の所もしかすると違う結果になるって
可能性も有ります。本当に骨格や髪質の部分で
どう対応しても厳しい時も有ります。
でも長さやスタイルによっては違った結果に
なるということも有ります。
僕はそんな時はしっかり説明するようにしています。
原因に対して改善が進んでいくように促します。
例えばどうしても膨らんでしまう方でも
スタイルを変えたりトップの長さを変えたり
どちらかというと動かしていくって方向に
変えるだけでも変わる場合が有ります。
膨らんでしまうのならスタイルを変えて動きのある
スタイルに変えてしまえば気にならなくなります。
でもその為には長さを切って短くしなければ
ならないのでそのプレゼンをします。
お客様の感覚って実はシンプルだったりするものです。
「膨らまないように」だけをフォーカスすると
対応できる事などは限られてきてしまうんですが、
発想の転換で「いっそのことショートっぽくして
クセを活かすようにして
動かしていくスタイルにしましょうか?」
ってな感じで。
最終的にお客様がワクワクした
感じになればOKだと思います。
年齢による変化。
してみたい髪型や雰囲気は年齢によって
感覚も考え方も変わってきます。
働き始めたり子育てしながらではコテを巻いて
色々時間をかけれるかっていったら
現実難しいと思います。
学生のうちはサロンを出る前の鏡の中の
髪に満足しているけど働いてきたり
ライフスタイルが変わってくると髪型のもち、
再現性、手触りなどに
シフトしていくと思います。
気がつくともう10数ねん担当している
お客様が多くなってきました。
意識や感覚がお客様も変わってきたりするのも
しっかり受け止めて対応していかなければ
ならないようになってきました。
個人的にも勉強や研究を今まで通り
続けて満足レベルを
増やさないといけないですね。
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