toggle
2020-09-04

技術は得るモノではなくて積み重ね続けるモノ

 

 

 

技術は得るモノではなくて

積み重ね続けるモノ〜

 

先日新規指名で入ったお客様から頂いたお話。

 

既存のスタイルはショートとボブの

間くらいといったところ。

 

「どうしてもスタイルがままならない。」

「自分でどうにもならない。」

 

最終的には後ろだけ

自分ですいてしまって

更にやりにくくなってしまった。。。

 

よーく観察して話しを伺ってみると

お客様が希望していた感じとは

異なった作りになっていた。

 

美容師からするとその部分はちゃんと

カットして毛を重ねて作った厚みや

フォルムでなはくてすきバサミで

量感を落とし厚みを

合わせたような感じ。。。

 

これでは手触りの軽さは感じれても

1週間くらいすると厚みやふくらみが

戻ってしまいやがて操作性に難がでる。

 

髪の毛の重なりをしっかりベースで

切っていれば重力にしたがって

落ち重なり、根元の自分の

方向性通りに髪の毛は重なる。

 

もし根元に癖があったとしても

今回のようなショートベースで

襟足の部分なら短いので

ある程度対処はできる。

 

美容師って自分の中ではやはりどこか

技術屋だったり職人っていう感覚がある。

 

もちろんコミニュケーションも

大いに必要でお客様としっかり疎通が

取れていてのこその技術だったり

フィーリングであって、

両方がうまくバランスが

取れているのが好ましいんだと思う。

 

でもお客様ってヘアサロンや美容師に

求めている感覚であったり内容、

または結果が年代や生き方によって

変わってくるし皆バラバラなんですよね。

 

ざっくり年代って割り振ったけど

大人になるにつれて細かい結果や細部、

繊細さが求められる気がします。

 

ただ単純に細かい注文というわけではなくて

まさに自分に合ったヘアスタルの

追求というか、今の自分にとっての

自分仕様にカスタマイズされた

ヘアスタイルの追求があると思います。

 

逆にティーンエイジ位だと

ざっくり流行っているもの、

スタイルブックで

フィーリングが合ったもの、

snsやタレントなどのアイコンスタイル。

 

いかに今のお客様の事を丸裸にさせるくらいの

観察力と何を求められているかの

感覚の擦り合わせや読みをもってして

トライしないと心の芯や底から

喜んでもらえないって思う。

 

仕事のスタイルって人によって

色々違うと思うけどどちらかというと

自分は技術先行型のタイプだと思う。

 

しっかり観察して今一番対処してほしい事や

作ってほしいモノを100点に

なるべく近い形でいかに届けるか。。。

 

その中でスタイルの説明だったり

コミュニケーションがある。

最初からコミュニケーションベースでは

仕事をしない。

 

仮にコミュニケーションメインで

考えている方や新規の方は

フィーリングは合いません笑。

 

もっと盛り上げて持ち上げてもらえる

担当者がいいと思います。

 

まずは作って喜んでもらおう。

信用の幅を広げてもらおうって思う。

もう20年はやっているからなんというか

自分の仕事に対するスタイルくらい

持ち合わせていてもいいと思っている。

 

ここは自分に対して甘えているわけでも

奢っているわけでもなく、

仕事をする上での自分のスタイル。

 

お客様への色々な切り口があっていいと

思っているしなんだかんだで最終的に

満足させてあげれればいいと思う。

 

全然簡単じゃないよ笑。

 

重いって言われてただすきバサミで

調整しただけでははっきりいって

すぐに操作性も落ちるし

お客様はそんな事では感動しない。

 

技術ってある意味適正な

おもてなしみたいなところありますね。

 

「技術はあって当たり前」

って昔先輩から言われた記憶があるけど

そこそこ仕事してきたけど

それって実は一番究極であって難しい。

終わりがないから。

 

でも追いかけたい。

上手くなりたいし。

カットして感動してもらいたいから。

ほんとただそれだけ。

 


関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)