美容師って仕事は接客業にくくられるけど個人的には表向きだけなんじゃないか、、又は幅広くまとめてじゃないかとも感じている。
【接客】なんていうのはいわば対人スキルみたいなもので挨拶程度の感覚しかない。
どんなに丁寧に接客しても必ず喜んで感動してくれるかと言えばNOだ。
だから逆に面白い。
人対人だからセオリー通りには一切いかない。教科書もマニュアルも無い。
やり方次第ではいつだって逆転満塁ホームランのサヨナラを狙える。
【最後に勝つか、負けるか。。】そこまでどんなゲームメイクをするかにかかってる。
お客様が引き寄せられてるなと感じるポイントがある。
これは技術者側に本心で興味を持ち、簡略化すると虜になってる雰囲気。話しには食いつくしキャッチボールも自然に出来ている。
こんな時は何を提案しても聞いてくれる。完全にこちら側に対して受け入れる体制が整った状態。
こうなると提案も楽だし仕事が楽しい。ワクワク感もある。
対して逆verもある。
端からみたら話しは弾んでいるように見えるが完全にお客様が降りて来て実際は話しを合わせてもらっている状態。
そう!逆に気を使わせているのだ。
ここの判別は意外に難しいけどよく見てるとわかる。
キャッチボールがスムーズでなかったりお客様の返答に無理があったりリアクションと顔の表情が微妙にズレていたり、リアクションのテンションがずっと同じだったりetc,,,
よって時点で気がつかないと結構致命傷になる。
「結構喋る人だな。。。」そんな印象で幕を閉じる。
接客=話しをする(かける)というなんとなくのマニュアルが違うと思ってる。ここって難しいラインだよね。
話さないといけないかと言えばそうじゃないし逆に話しをしないとコミュニケーション取れないし。。
タイミングと感覚と内容とさ。。。
まず話すんだったらプロファイリングしなきゃならない。
ぱっと見た雰囲気からどんな所で働いていそうでどんなテイストで、、そして年齢も組み込まなきゃいけないし。。
。道ばたで適当に話しかける感覚ではない。有効かつ有益であって話す事によって情報を引っ張りださないと意味が無い。
先回り。。。。
どんなリアクションが返って来そうか。どんな話しの切り口が良くってどの話題から入るのがいいか???
そんな事を気にしながら注意しながら間合いを詰めていると見えてくる事もある。
そこまでするクセがついてしまっているからなんとも言いがたいけど「話しかける」とカンタンに言っても本当はカンタンじゃない。
コミュニケーションの始まりは本当に気を使う。
この感覚が目の前のお客様との空気感を変えるんだよね。
コレくらいの感覚を持っていれば「無理矢理合わせられてるか」「本当に食いついてるか」解る。
カット中の空気感の為のトークであり提案をすんなり理解してもらえる為のトークであり、自分の事を受け入れてくれる為のトーク。。。
そんな感覚でありたい。 |
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