【吉祥寺病院】カットて喜んでもらった話
やっぱりカットは当たり前だけど大事。
今更?
いや、もうカットこそが1番大事なんだけど
とにかく骨格に対応出来る柔軟さとアイデア、発想力。そして見極力がものを言う。
最近仲良くしてるメンズの髪の毛を切った。
『髪の毛どうにかいい感じになんないすかねぇ、、、』
単純にそんなやり取りから始まってその時まではあまり精密に見ていなかったけど色々と修正し甲斐がありそうな感じ。
シャンプーして濡れた状態で見てみると、バランスが崩れてる理由がわかった。
【因みにショートのメンズの髪の毛です。】
☆骨格に対して丸みを出すアプローチをしていない。
☆角が残ってる。
☆量の減らし過ぎ
etc…
もっともっともーーーっと細かく精査すれば色々出てくるのだけどもとにかく似合う形に造形されていない感。
骨格に対して見極めて削る(切る)じゃなくて梳いてしまって作ってるからバランスが悪い。当然持ちも悪い。
全部一つ一つ何でこうなってしまっているのか、、そしてどうすればよかったのか、、理解できる様に例えを使って説明しながら切っていく。
【因みに最後に切ってから1ヶ月位経って】る。
切っててやっぱりカットは大事だ。。
本当に大事だと。。
実感。。
ずっと美容師やって来てずっと研究してなかったらもしかしたら改善する方法を見出せなかったかもしれない。
同じ様に整えるだけで梳いて対応するしかなかったかもしれない。。
自然とポンポンと頭の中にこうすればイイっていう改善点が浮かんでは手が動き、しっかり説明も出来る事に凄く嬉しい気持ちになった。
『造るって楽しい!!』
仕上がりの途中だったけどその時点で感動してもらって『この時点でいつもと全然違いますよ、、、』って。
そうだよなぁ、この感覚だよなぁ、、と。
美容師としてやってきて何より一番の
財産ってこの瞬間だよね。
大袈裟例えだけど他の病院でオペしたけど
結果良くならなかったものを覆したわけであって。ハサミ一つでね。
こういう瞬間を沢山沢山増やすために働いてるよね。
こういう時にサラッとアイデアやスキルをハサミに乗せて対応出来る様に日々研究してるよね。
勿論更に上には上がある。
下や平均に基準は合わせるつもりは絶対無い
喜ばせる事って凄く気持ちも上がる。
日々精進。
日々積み重ね。
髪を切る事、造る事、生きる事。
である。
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