もっと気配り、、、底の底まで考える。。。
こんにちは斉藤厚(@Atsu4_3110)です
先日のお話。。
ご新規のお客様がweb媒体から初めてお店にいらした。
丁度自分が担当させて頂く事になったのですが、カウンセリング
をして詳しく聞いてみると「本当は伸ばす予定だったけれど切ってほしいです、、、」
「何処か気になる所でも???」
触ってみてみると髪の毛はガサガサ、そして毛先だけ無理矢理すいてあって
乾かすと広がってしまう状態。。パーマは結構上のほうからグルグル、、、
前回の履歴はデジタルパーマとカット。。
「多分髪質も硬めだからという判断で薬も強めに設定して高温で大分時間も置いて
かかりにくい=毛先を軽く。。。」
そんな所だろう。。
お客様からしたら肩を越えてきて跳ねてしまうようになってきたから
パーマをかけて馴染ませ「さあ、伸ばすぞ」という期待。。。。。
ところが素材のコントロールをせずに毛先だけ安易に軽くして薬液強め、、、
そのプロセスじゃないかも知れないけれどとにかく結果的には髪のコンディションは
悪くなり、お客様としては毎朝操作しにくくなってしまったという事実。
もっと底をみないと。。。
お客様がどうしてパーマをかけたいのか。?
パーマをかけたらどうなるか?
イメージしたパーマ(wave)にするにはどんな施術をしたら?
出来るor出来ない。。
最低限考えてもざっとコレくらいの「どうして?なんで?」
が出てくるはず。。
勿論パーマをかけてほしい希望に対して反対するつもりもないし
よっぽどじゃないと頭ごなしに断る理由もない
でもでも実は「どうして?なんで?」が重要!!
お客様はそこまで明確にはスタイリストにはいいません。。
言ってくれません。。新規なら尚更です
なんというか希望のシルエットだったり要望は言ってくれますが3割程度です
7割は期待値が込められていて「私の事わかってよ。!!!」
の部分。だと思っています。
3割で進めてしまうと言葉通りの施術になります。
結果は当然3割仕上がり
お客様は残りの7割を期待しています
3割しか伝える事が出来ないのです→どう説明していいか解らない。。。
よってお客様の3割のヒアリングはあくまでも7割期待に続くヒントだと思います。
ひっかけありの丸暗記では解けない応用問題です。
どんなプロセスで、、
どんな気持ちなのか。。
どんな背景があるのか。。
言葉のみのカウンセリングで「あ、わかりましたー」
は危険ですね。きっと。
もっともっと底があるはず、、底辺の根源の気持ちも部分が。。
紙一重。まさに。。。
もっとお客様の本当の気持ちの部分を必死に知ろうとする
事が必要だと思いました。
気持ちの底の底迄。。。
〜今回はパーマのお客様、原因は個人的な考えですが、髪質が硬めでしたので
ウェットでしっかり厚みのあるラインを作り直し、細かくドライカットをして
パーマの部分はコスメ系のストレート剤を使いアイロンも使用せずパーマをフラットに
して手触りを戻しました。
最後に、、、「前回本当はこんな感じに毛先の毛量調節だけでなく全体の毛量をバランス良く取って、
伸ばして行く為に全体のパーマでは無くて毛先が内巻き程度のパーマで、パーマスタイル
というより伸ばして行く過程で髪の操作をやり易くしたかったのではないですか」。。??
。。。。。。
お客様の表情からそんな感じにしたかったというニュアンスが何となく伝わった。。
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