価値本質は決めるものでなく決められるもの
このブーツはred wingという老舗のワークブーツです。made in usa。
90年代に古着が流行りムーブメントの中心になったブーツ。
因みにこの年代に出た形が違う物を何足かコレクションしてて初めて中3の時に買ったものも定期的にオイルアップして二度ソールを張り替えてまで大事にしてる。
勿論現行でもデザインは引き継がれ出てるんだけど何が違うって圧倒的にレザーの質感が違う。
最近のはレザーが薄くなり爪で引っ掻くとすぐ跡がついてしまうような感覚で肉厚でもなく当時のred wingを所有して味わってる者からしたらペラペラでチープな印象が強い。
勿論個人的には現行の物は手を出さない。少しばかり安くても要らない。
逆にチョット高くてもオークションサイトなどで当時の仕事(レザーの質感)のモノを買う。
《カタチは一緒!でも本質が違う》
そこには売り手と買い手の価値観の違いがある。
丁度今のサロンマーケットの混沌とした状況にオーバーラップするなぁー。。
〈世の中の価値観のボーダーラインや線引きに関して。〉
もはや考えたり議論しても答えは明確にはなりにくいけど其処に立ち向かわないとビジネスって難しい。
単純に《高い》《安い》。【どっちがいい】。どっちが、etc.. ではなくて消費者の価値観がモノを言う。
スーパーに行っても五本袋詰めのキュウリが148円の所もあればパッケージに生産者の名前が付いて五本298円、それ以上もあったりする。
形はほぼ同じ。
サロンでも今は高いお店とソコソコのお店と、カットカラーしてもかなりリーズナブルなお店がある。
重要なのはデザイナー(生産者)のニーズとユーザー(消費者)ニーズ。それに伴った価値観の相違。この問題はずっとだ。
今サロンだと低価格メニューにニーズが傾いてるのかな。そんな気がする。
特にティーン層をメインにシェアがある。個人的には真ん中かなぁー。高すぎるのも違う気がするし、でも安過ぎるのもチョット違う。
エゴ論や価値観になっちゃうけどね。最高なのは『もっと払ってもイイわ』なんて思って貰える存在になる事。
値段や、価値を決めるのはあくまでお客様。安くても高くても納得させればその納得が価値になり、評価になる。
ファストファションのUNIQLOが良い例だ。価値観の入り口は【安い。】でも安いなりの感覚を与えるだけでなく【安くても安っぽく見えない】
そんなコンセプトだからユーザーからしたらただ安いだけでなくお得感が得られる。
そこにシェア拡大が産まれる。
安ければ、高ければ、、、なんてのは本当に机上の論理になっちゃうので納得させる為の実力や人気、人間性をver upさせるにはどうしたらいいのかを試行錯誤しないとね。
安くしたからよってそれなりの何か結果を算出しないと安くしても意味なし。
サロンは人対人商売なのだし。
以前お客様から頂いたポータルサイトの口コミです。こんな仕事、そして感動に価値が生まれる。こういう仕事が理想。
心があり、想いがあり。通じる熱量があり、クリエイションがある。エゴでは無い本質をあげない限りきりが無い。
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