黙カット。
朝の某情報番組で「ずっと担当して頂いている
美容師さんと最近コロナ禍もあったり、
自分も十数年切ってもらっていて大人に
なったっていうのもあるけど
殆ど会話をしないようになってきた。」
「でもすごくリラックス出来るし
ストレスもない。」
「むしろ病院や歯医者みたいな感覚?」
というエピソードがあった。
街頭インタビューやアンケートなどにも触れて結果、
年代など個人の感覚による差はあるけれど
実際に美容院で話したくない、ゆっくりしたい
などといった担当美容師との会話が必ずしも
マストという事ではないという内容だった。
その中でも個人的に感慨深かったのが
黙カットというメニューを打ち出している
サロンや、会話はカウンセリングや施術(カット)
の際の相互の確認等のみなんていうサロンも
出てきているみたい。
美容師は接客業なんだけど歯医者や皮膚科みたいに
直接触れたり施術したりするのが仕事だけど
会話はというとお客様あっての仕事なので
重要だったりする。
コミュニケーションや確認をし合う為にも
会話がないと困ってしまう部分もある。
但しお客様によっては色々と感覚も
違ってきてるみたいだ。
こんな返答もあった。
(切るのに集中して欲しい )
(無理矢理にでも話を盛り上げたいのが
わかってしまってリアクションに気を使う)
(スマフォ見たり雑誌を見たりリラックスしたい)
(話をしなきゃ。。みたいな間が苦手)etc,,,
このあたりに関しては自分に置き換えると確かに
デビューしたばかりの頃やスタイリストとして
キャリアが浅い時は一部当てはまったかもしれない。
やっぱり間とか距離感を気にしてしまって
会話で埋めようとする感覚はわからないでもない。
お客様と担当者との距離感の問題であって会話の有無が
重要なのか?それとも本当に会話がめんどくさかったり
煩わしいのか細かい部分は個人差があるのでなんとも
言えない所だけど最近はそんな感じの風潮があるっぽい。
個人的には完全に黙カットと言うよりはお客様の
タイプに合わせて対応すればいいのだと思う。
人対人の仕事なので完全に黙ってカットというのは
コミュニケーションが取れないいこともあるし
些細なサインを見逃す事も出てくる。
話さないって訳ではないし
バランスじゃ無いかと思う。共通の話があれば
自分からも話すし普通に盛り上がる事だって
勿論あるある。美容室もたくさん増えてきて
メニューも含めて多様化してきているし
お客様の求める感覚もソフト、
ハード面も細分化してきている気がします。
全部を網羅してオールマイティにっていう感覚も
ちょっと古い気がする。
それぞれの特色をもったサービスや居心地を求めて
お客様もサロン、担当者選びを
していくようになるんだと思う。
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