苦労したぶん、努力を重ねた数だけ
上手く教えられる。
自分はアシスタントの時相当不器用だったし
なかなかテストにも受からなかったし
何度も辞めてしまおうかと
考えていた時もあった。
スッと合格していく奴もいれば
当面蟻地獄のような無限ループに
突入するときもある。
もう受かれないんじゃないか!?
抜け出せないんじゃないか?
なんてそんな事を考えながら
当時は蟻地獄を堪能した。
こればっかりは時間が解決してくれる
わけでもないしできなければ
お客様には入れないし次に進めない。
よってスタイリストになれない。
とてつもなく巨大な壁に合格しない
限りは苦しめられる。
でも苦労して体得したぶん人には
教えるのが格段に上手くなった。
教えながらのプレゼンも上手くなったと思う。
できない箇所を瞬時に分析してなんでダメなのか
クセを見抜き最短でレクチャーできたり
ポイントを絞ってアドバイスできるようになった。
もしかしたら教えることが上手いかもしれない。笑
技術職ってやっぱり技術ありきが
根底にあってこその接客だったり
ホスピタリティ、サービスになってくるから
やっぱり出来ないとお客様に感動を
与えられない可能性や確率が高い。
いくらフィーリングがマッチしたとしても
年間通してリピートしてはくれないだろう。
接客が抜群でも料理が不味ければ2回目は
お金と時間を捻出してまでは行かない。
最近は教えることも増えた。
大概出来ない理由は当人のクセによるものが多い。
過去の自分が蘇るようだ。
実際デモストしながらクセを解いて理解に繋げる。
当時苦しんだ分の見返りはこんな形だけど
ようやく変換された気がした。
アシスタントの時先輩に言われた一言。
「教えるのが上手いやつほど苦労人」
今なら理解できる。